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当社商品の一部の品質管理に関わる調査結果のご報告

令和3年2月8日
株式会社OTOGINO
代表取締役社長 鬼武 公洋

2020年12月21日付けで公表いたしました当社の商品の一部における品質管理に関わる不適切な事案(以下「本事案」といいます。)について、お客様をはじめ関係各位に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。
当社は、本事案に係る事実確認及び原因究明等(以下「本件調査」といいます。)を専門チームを立ち上げ調査しておりましたが、現時点において本件調査による結果の信頼性が確定的となる報告を受けました。この報告を踏まえ、本事案に係る事実関係の概要、原因及び再発防止策等について下記のとおりご報告申し上げます。
なお、現段階においては、本事案について、不適切行為が継続されていないことが確認され、関連するお客様への事実関係のご通知を完了しており、一部のお客様については商品の交換を実施しているところです。

 

1、事実確認

当社は該当商品の品質管理全般について、社内での点検・確認作業を実施しており、当社が定める基準値の範囲にあるものについて適切な品質の商品とみなしております。しかしながら、その後、特定の期間に製造された商品の一部において、保存方法などの環境により著しく有効塩素濃度が低下し、製造時に適切な品質であることが認められたものの、その後、不適切な品質となった商品があるとの認知をいたしました。
このことより、当社は専門チームにて本件調査を行い、その過程において本事案が確認されたことから、2020年12月21日付けで当社商品のホームページにてその旨と、商品の交換についてのご案内をいたしました。

(1)当社にて実施した本件調査の結果、本事案に該当する商品は以下のとおりです。

① 該当商品  : OXミスト 300ml (50ppm)(オックスミスト)
② 該当製造日 : 2020年5月4日 ~ 2020年5月15日
③ 該当数量  : 2,469本

(2)本事案の原因については以下のとおりです。

該当製造日を含む期間に想定を遥かに上回る注文が集中し、その要望に応えるべく生産体制を強化した結果、生産した商品の保管として日頃利用しない場所(夏季に高温になる事が予測できなかった倉庫内の区画)に在庫を置いたことで、そこに保管された一部商品の温度が高温になったことが原因となります。
次亜塩素酸水は熱に対して劣化しやすい特徴があります。上記区画に該当期間に製造された一部の商品が保管され、熱により劣化に至ったこととなります。

 

2.お客様へのご対応、商品の信頼性の確認の状況

本事案に関わるお客様には本件調査の内容及びその過程で明らかになった事実関係、順次当面の処置や是正措置についてお知らせいたします。
製造日が対象となる商品につきましては、商品の回収・交換等の対応を実施しました。
商品交換対応期間:2020年12月21日~2021年1月31日
一方、該当商品につきましても現在は販売を中止しており、これからの取り扱いについては現段階では未定とさせていただいております。また現段階においては、本事案について、不適切行為が継続されていないことが確認されております。
本事案について、当社が有する製造工程・能力に照らして、実現困難な受注をしたがゆえに、結果的にお客様にご迷惑をおかけするに至っております。次亜塩素酸水の需要が高まり、これを取り扱う一企業として当社も、衛生対策として貢献すべく一人でも多くの人へ提供しようとする気持ちが先立ち、製造能力やその他、商品の品質に関わる工程の有する能力の把握が不十分となっていました。商品需要が急激に高まる中で、商品製造後から出荷までの間における保管において不備があった、本事案を真摯に受けとめ再発防止策を含む是正措置を迅速かつ的確に講じて、お客様をはじめとして多くの関係者の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります。
なお、本件調査を実施する中で一部の再発防止策については既に実施しております。

 

3.現存商品における商品の塩素濃度検査結果について

現存のOX-MIST及びOX-SHOWERについて残留塩素濃度検査を実施しました。

OX MIST 3検体 (No.1、2、3)
OX SHOWER 3検体 (No.1、2、3)

製造日 2020年12月26日
検査日1 2021年1月18日 検体商品経過日数23日
検査日2 2021年2月2日  検体商品経過日数38日
製造した商品を開封後通常の温度で保管、上記経過日数後に測定検査を実施

当社の検査結果、塩素濃度に関する問題は確認されませんでした。
今後も継続的に検査を実施して結果の報告を行っていきたいと思います。

 

■ 残留塩素濃度検査記録

■ OX MIST 塩素濃度検査グラフ

■ OX SHOWER塩素濃度検査グラフ

 

4.再発防止策について

  1. 塩素濃度検査の継続的な実施をおこない、品質管理を徹底する
  2.  製造直後の商品の塩素濃度の抜き取り検査の実施(現在実施中)
    製造保管されている商品の塩素濃度検査を毎月実施する
  3. 商品の保管場所と保管状態の管理をおこない、塩素濃度の劣化が起こらない場所にて保管する