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特許製法「静電場濾過法」とは

世界で初めて次亜塩素酸水の成分を安定させた特許製法

次亜塩素酸水は、低濃度でも強力な除菌力がありながら安全無害の優れた除菌水ですが、その唯一ともいえる欠点が成分劣化にあります。

従来の製法である電解法や2液混合法で作られた次亜塩素酸水は、製造時に次亜塩素酸成分以外のものが多量に生成されるため、それが原因で有効成分が化学反応してしまい、3~6ヶ月もすると水に還ってしまいます。その為、製造装置で生成しながらすぐに利用できる食品加工施設や飲料工場などで食材や設備の殺菌・消毒に活用されたり、歯医者、医療福祉施設、畜産業、農業などプロの現場で広く活用されてきました。

一般家庭向けには、劣化を考慮し500ppmなどの高濃度希釈タイプとして流通していましたが、日々の劣化を考慮した上で適正な希釈をする事は困難で、取り扱いの難しさが課題でした。

その唯一の欠点ともいえる成分劣化が少ない次亜塩素酸水の製造研究に取り組み、「電場+ろ過」の技術で生まれたのが「静電場濾過法」です。

原料となる次亜塩素酸ナトリウムから次亜塩素酸(HClO)だけを取り出すというもので、不純物を極限まで排除することで不要な反応が起こらず、成分を安定化させる技術です。

OXシリーズの原料は、世界で初めて次亜塩素酸水の長期安定性に成功し、製造特許(特許取得 第6230079号)を取得した製法で作られています。

※次亜塩素酸水の食品添加物規格の1つである不純物0.25%以下に対して、OXシリーズは0.02%です。
※製品評価技術基盤機構(NITE)が定めた次亜塩素酸水の製法の分類では、イオン交換法に分類されます。

この製法により作られた長期保存型次亜塩素酸水は、製造後6ヶ月経っても有効塩素濃度がほぼ変わらず、1年経過後も製造時の90%以上を保持しているという実験結果もあります。(※未開封の商品による加速試験の結果)

 

静電場濾過法のメリット・デメリット

【メリット】 【デメリット】
・安定性が高く品質保持が可能
・ナトリウムが極微量なため噴霧器でのトラブルが少ない
・いつ誰が使っても同じ効果を出せる
・生成に手間と時間がかかる

 


有効塩素濃度の経時変化比較試験

当社と市販の次亜塩素酸水100ppmで、室温保管(1~30℃)での有効塩素濃度の経時変化を比較しました。市販の次亜塩素酸水の中には購入時から100ppmを下回っている製品もありました。時間の経過と共に、一般的な次亜塩素酸水の有効塩素濃度は低下していく事がわかりますが、静電場濾過法で作られた長期保存型次亜塩素酸水は6ヶ月経過後も製造時の濃度とほぼ変わりませんでした。(※未開封の商品による加速試験の実施結果)